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今までの「アナログ放送」と「地デジ」、ナニがどう違うの?
今までのアナログ放送は、1〜12chのVHF帯と13〜62chのUHF帯を使って送信されていた。ところが、携帯電話などの普及により、日本国内で使われる電波の枠がいっぱいになってしまった。そこで、電波の有効活用という意味合いもあって、TV放送のデジタル化が進められることになったのだ。
地デジの一番の魅力は、走行中でも受信状態が安定していること。アナログ放送のようなゴーストや画面の揺れがないのは感動的だ(走行中ドライバーはTV見ちゃいけませんよ!)。でも、TV放送デジタル化のメリットは画質の改善だけではない。ニュースや天気予報などのデータ放送、番組表といった情報も提供されるのだ。さらに、双方向通信によって、視聴者が番組に参加したり、ドラマで俳優さんが着ていた服をテレビショッピングで購入することも可能となる。ただし、車載用は通信機能に対応していないことが多く、クルマでの双方向通信はまだ実現していない。
平成13年の電波法改正によって、2011年7月24日までにアナログ放送が終了することが決まっている。近頃は愛車に長く乗る人も増えているので、ナビを買い換える際には車載地デジチューナーも検討することをお薦めしたい。ナビ内蔵のアナログチューナーだけだと、あと5年で確実にTVが見られなくなるのだから。
| アナログ放送と比較 | 電子番組表 | 開局ロードマップ | ||
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| 車載TVでアナログ放送を見る時、ゴーストや画面の揺れは付き物だった。それに対して、地デジはくっきり鮮明。ワイド画面も迫力だ。 | 電子番組表で各局の番組をチェックできる。放送時間の変更もリアルタイムで対応。出先でも見たい番組を逃がさない。 | 2003年末に関東・中京・近畿エリアから始まった地上デジタル放送は、2006年12月で開局スケジュールが終了。全視聴世帯の約80%をカバーする。 |
「ワンセグ」と「12セグ」、どっちを選べばいいの?
ひと言で言えば、画質の良さを求めるなら12セグ、受信エリアの広さを取るならワンセグ、となる。
地上デジタル放送では、各チャンネルごとに約6MHzの帯域を持っており、これを13セグメントに分けて利用することになっている。一般放送用にはそのうちの12セグメントが割り当てられ、これをフルに使った12セグは、最も高画質なHD(ハイ・ディフィニション)映像となる。また、4セグメントずつに区切って使えばSD(スタンダード・ディフィニション)映像で同時に3つの異なる放送を送信することもできる。と、ここまでが12セグの内容。
残りの1セグメントを利用したTV放送が「ワンセグ」だ。主にモバイル用受信機で利用するTV放送である。ワンセグはフレームレート(1秒間に表示されるコマ数)は15コマ/秒しかないために動きがカクカクしているし、映像ビットレート(1秒あたりに受信するデータ量)も12セグよりも低くなるため、画質も12セグよりかなり劣る。しかし、携帯電話などの小さな画面で見るには十分なクォリティを持ち、送信する情報量が少ないため12セグよりも広いエリアで受信できるのが強みだ。
ところが、12セグか?ワンセグか?の悩みには、実はもうひとつポイントがある。現在は、家のTVと同じ番組をワンセグでも放送することが義務づけられているが、これは地上デジタル放送の免許更新が行なわれる2008年までのお話。それ以降は、ワンセグは携帯電話向けの番組が主流になる可能性があるのだ。
2008年以降も家のTVと同じ番組を見るためには、12セグが必須ということ。受信エリアの広いワンセグと自動切換できるチューナーがオススメだ。だからといって、ワンセグのみのチューナーは使えないというワケではない。クルマの中ではワンセグの画質で十分という人は迷わずワンセグ!でいい。ワンセグが携帯電話向けの放送になった時点で、12セグチューナーに交換すればいいのだ。その頃には、12セグチューナーはさらに受信性能が上がり、普及が進んで価格も割安になっているかもしれない。
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高解像度の12セグに比べ、1セグはデータ量が少ないぶん広い範囲で受信できるのがメリット。移動体であるクルマ向きの放送ともいえる。 |
今クルマに付いてるカーナビでも地デジは見られるの?
地上デジタル放送用TVチューナーとカーナビを接続するには、基本的にはナビ側にAV入力端子(RCA)があればOK。他社製チューナーであっても、あるいは地デジ対応ではない少し前のナビであっても、この端子さえあれば地デジの映像を見ることはできる。
ただし、AV入力端子を使う場合は、映像がコンポジット入力(カラー映像信号は輝度信号と色信号から成るが、この2つを合成した信号のこと)となるため、画質面では明らかに不利。地デジが持つ画質の良さを発揮させるには、輝度信号や映像信号を別々に伝送できるRGB端子やD2端子以上と接続する必要があるのだ。
また、AV入力端子だとチャンネル選択などの操作も不便だ。チューナー本体はシート下などに設置するから、インパネ周りにリモコンの受光部を設置する必要がある上、リモコンもナビとは別に用意しなければならない。
その一方、地デジ対応のカーナビと、同じメーカーの地デジチューナーという組み合わせなら、ナビのタッチパネルでチューナーのコントロールができたり、1つのリモコンでナビもチューナーも操作できたりと、使いやすさはAV入力の場合とは段違いだ。
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| 地デジ標準装備のstradaCN-HDS625TD。タッチパネルでもリモコンでも、地デジチューナーの操作ができる。 | 家庭用のアナログAV機器でお馴染みの赤・白・黄に分かれたケーブル。この黄色がコンポジット映像端子だ。 |
各メーカーから地デジチューナーが出てるけど、性能は同じなの?
1枚のスリットが2つの映像を左右に振り分けている。
現在、車載用地上デジタルチューナーは12セグ用とワンセグ用がある。12セグ用は基本的に家庭用TVチューナーを車載用に転用したもの。ただし、常に受信状態が変化する車載用では、チューナーを2つ搭載し、自動的に受信状態の良い方を選択する方式が一般的だ。そのため、サイズがなかなか小さくならないというのが現状の問題点なのだ。
基本的なシステムはどのメーカーでも大差ないと言っていいかも知れない。ただし、個々のチューナーの受信性能はメーカーごとに違いがある。特に、絶えず変化する受信状況にどう対応するかは、メーカーごとにその手法が異なるのだ。さらに組み合わせるアンテナによって、差が出ることもある。富士通テンはフィルムアンテナを前後左右4カ所に貼り、受信状態がいいアンテナからの信号を使う4チャンネル受信を採用している。
感度を高めるコツは、できるだけ高い位置にアンテナを設置すること。これは家のTVアンテナと同じだ。だから、セダンよりは背の高いミニバンの方が、受信状態がよくなる傾向がある。
| パナソニック 車載用 地上・BS・110度CSデジタルチューナー TU-DTV200 84,000円 |
パナソニック 車載用 地上デジタルチューナー TU-DTV20 78,750円 |
パイオニア 地上デジタルTVチューナー GEX-P9DTV 105,000円 |
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| 2セグ・ワンセグだけでなく、BS、110度CSも受信できる。受信状態に応じて12セグ・ワンセグを自動的に切り換える機能に加え、緊急警報放送(EWS)にも対応している。 | TU-DTV200からBS/110度CSをカットしたのがこのモデル。2つのチューナーで電波の取りこぼしによる信号エラーを抑えている。 | 受信エラー時に前後の情報をもとに信号を補間、2基のチューナーの受信状態がいい部分を合成して安定した映像を映し出す。サイバーナビ「AVIC-VH009MD/VH009/ZH009/XH009」、楽ナビ「AVIC-HRZ99/HRZ88」および「AVH-P90DVA」専用。 |
| パイオニア 地上デジタルTVチューナー GEX-P7DTV 105,000円 |
富士通テン 地上デジタルTVチューナ DTV106 99,750円 |
サンヨー 地上デジタルTVチューナー NVP-DTA11 91,350円 |
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| P9DTVと基本機能は同じだが、RCA接続の他、S映像やD2相当の出力による接続にも対応。幅広いカーTVとの組み合わせが可能だ。12セグとワンセグの自動切り換えもスムーズ。 | ワンセグと12セグの自動切り換えに対応。前後左右4つのアンテナからの信号を合成する演算ユニットを新開発、クルマの向きによる受信状況の差を可能な限りなくしている。厚さ28mmの薄型ボディも魅力。 |
NVP-DTA11は専用端子を持つMM NAVI専用。同価格でゴリラ専用のNVP-DTP21、AV入力端子で手持ちのモニターにも接続できるNVP-DTA12もラインアップ。起動時間が長いのが玉に瑕。 |
| ケンウッド 地上デジタルTVチューナー KNA-DT13 99,750円 |
クラリオン 地上デジタル/アナログハイブリッドチューナー DTX760 105,000円 |
三菱電機 車載用地上デジタルTVチューナー TU-100D 105,000円 |
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| W178×H30×D125.5mmのコンパクトボディに、12セグ/ワンセグ自動切換え機能を搭載。緊急警報放送(EWS)にも対応している。12月中旬発売予定。 | 地デジチューナーは12セグ専用。地デジが受信できないエリアでは、自動的にアナログ放送に切り替わる。 |
内蔵する2つのチューナーを独自のアルゴリズムに基づいて切り換え、安定した受信を可能としている。3系統の出力端子があるので、手持ちのナビやモニターにも接続できる。 |
| ケンウッド 地上デジタルTVチューナー KNA-DT13 99,750円 |
クラリオン 地上デジタル/アナログハイブリッドチューナー DTX760 105,000円 |
三菱電機 車載用地上デジタルTVチューナー TU-100D 105,000円 |
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| アルパイン独自のパルスタッチコントロールに対応。高品位D2に加え、S端子、コンポジット端子も装備。フィルムアンテナ同梱で7万円台という低価格を実現している。 |
ワンセグを内蔵していないゴリラ用のワンセグチューナー。約85(W)×22(H)×100(D)mmとコンパクト、ダッシュボードの上に置いて使う。RCA端子のNVP-DTS10(39,375円)もある。 |
RCA接続のワンセグチューナー。フィルムアンテナも付属。アルパインの新型ナビ「モビステX07」とのセットも用意される。 |
| クラリオン 地上デジタル /ワンセグTVチューナー DTB160 37,800円 |
ケンウッド ワンセグTVチューナー KNA-DT1 42,000円 |
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| 接続するモニターを選ばないRCA接続を採用。フィルムアンテナも付属し、専用カードリモコンで操作する。 |
左右2本のダイバシティ方式を採用。独自の画像処理アルゴリズムにより、クラス最高レベルの画質を追求したワンセグチューナー。RCA端子で接続する。 |
※価格はメーカー希望小売価格・税込・取付費別です。
12セグチューナーに付いてくる「B-CASカード」って何?
デジタル放送受信機に必ず付いてくるICカードのこと。デジタルコンテンツはコピーを繰り返しても品質が劣化しない。そこで、違法コピーから著作権を保護するため、地上デジタル放送は暗号化されている。この暗号を解除するのが、B-CASカード(地デジ専用は青色カード、BSデジタルと兼用する場合は赤色カード)の役割だ。デジタルTVにB-CASカードを入れないと、音声も画面も出ないのだ。また、HDDレコーダーなど、同じデッキ内であれば保存用として別メディアにMOVE(移動)させることはできるが、ダビングすることはできない。
カーナビには録画機能はない。リアルタイムで視聴するだけだから、B-CASカードは不要と思われるのだが、ナゼか12セグの車載地デジチューナーにもB-CASカードの設置が求められている。ちなみに解像度が低いワンセグ専用の場合は、B-CASカードは不要だ。
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12セグのチューナーを買うと、必ずB-CASカードが付いてくる。このカードを挿入しないと地デジは映らない |





























