お名前:中村公隆 質問日時:2008/02/27

サンヨーのNV-HD880FTはHDDナビを搭載し、ポータブルナビとしてはハイスペックなモデルですが、ジャイロセンサーは搭載していません。ジャイロセンサーというのは、角度を測るためのセンサーです。このジャイロセンサーと車速センサーなどのデータを組み合わせると、クルマがどの方向にどんな速さで進んでいるかがわかり、GPS信号を受信できない状態でも測位を継続することが可能になります。例えばトンネルに入ったり、高架下を走行している時でも、地図上に正しい自車位置を表示することができるのは、こういう仕組みなのです。
ところが、ポータブル型ナビは取り付けを簡便にするため、本体をコンパクトにまとめることが最優先。その結果、ジャイロセンサーの搭載は見送られてきたのです。ジャイロセンサーを搭載せず、車速パルスも取っていないナビは、完全にGPS信号が遮蔽されるトンネル内では自車位置を見失います。そのため自車位置マークはトンネル入口付近に取り残されたまま、トンネルを出て再びGPS信号をキャッチすると正しい位置に復帰するという現象が起きるのです。これを見て、「故障した!」と思うユーザーもいるようですが、これは故障ではなく仕様なのです。ほとんどの場合、トンネル内は1本道なので迷子になることはありませんから、実用上は問題ないでしょう。ただし、トンネルを出てすぐに右左折しなければならない時は問題が出てしまいますが・・・。もう1カ所、GPS測位のみのナビが苦手とする高架下ですが、NV-HD880FTはかなり粘って測位を継続できるように感度が調整されています。都市部よりも郊外での利用がメインなら、ジャイロセンサーのないNV-HD880FTでも問題なく利用できるはずです。
一方、ジャイロセンサーを搭載したポータブルナビも登場しています。ソニーのNV-U2はジャイロセンサーと気圧センサーと組み合わせることで、GPSを受信できない状況でも、坂道を走行した時の誤差を補正してくれます。今後はポータブル型ナビであっても、ジャイロセンサーを搭載するモデルが増えてくるかも知れませんね。

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