カーAV評論家・会田肇氏が最新のカーナビをムービーで徹底解説。
最新カーナビ徹底ガイド!カーナビLabo

購入前にもう一度おさらい カーナビ選びの基礎知識

ウチのクルマに合うのはどのタイプ?

空きスペースは1DINか、2DINか? モニターの取り付け位置も問題だ。

 カーナビを選ぶ時に、まず最初に判断しなければいけないのはそのスタイルだ。クルマのインパネはそれぞれ形状が違う。できるだけ多くのクルマに装着できるように、現在、カーナビは「2DINタイプ」「インダッシュタイプ」「オンダッシュタイプ」「ポータブルタイプ」などが用意されている。この中から自分のクルマに合ったものを選ぶのだ。
 現在、最も人気を集めているのが「2DINタイプ」。AV機能までも一体化しているので、カーAVのセンターユニットとして利用することもできる。「インダッシュタイプ」というのは、1DINスペース内にモニターが収納できるもの。カーオーディオで1DIN分ふさがっていても、このタイプなら追加して装着できる。「オンダッシュタイプ」はクルマのオーディオスペースとは別に装着するタイプ。取り付けの自由度は高いが、前方視界やエアバッグ展開時に影響がない位置に取り付けることが必要になる。「ポータブルタイプ」はすべての機能をオールインワンとしている。取り付け時にはオンダッシュタイプと同様の配慮が必要だが、クルマからクルマへ簡単に載せ替えられるのがメリットだ。
 取り付けるクルマの状況や、カーナビの使い方を判断しながら、この中から最適なタイプを選択しよう。

2DINタイプ インダッシュタイプ オンダッシュタイプ ポータブルタイプ
2DINタイプ写真 インダッシュタイプ写真 オンダッシュタイプ写真 ポータブルタイプ写真
タテ10cm×ヨコ18cmのスペースにAV機能までも収めるオールインワン型。自動車メーカー系のナビには、これより少し大きめのワイド2DINサイズも存在する。 1DINサイズ内に収まるコンパクトタイプで、モニター部分は使用時のみポップアップする。今年は、富士通テンから、このサイズでAV機能までも一体化したモデルが登場した。 モニターはダッシュボード上に、別体となるカーナビ本体は助手席下などに置くタイプ。取り付けの自由度は高いが、視界やエアバッグへの影響にも考慮する必要がある。 すべての機能をオールインワンしたことで、簡単取り外しを可能にした。違うクルマに乗せ換えたり、家に持ち帰ってパーソナルTVやDVDプレーヤーとしても利用できる。

ページトップへ

DVDとHDD、どっちがいいの?

最新機能のHDD、お手頃価格で必要十分な性能を持つDVD。

 カーナビの主流はもはや完全にHDDに移った考えていいだろう。HDDナビのハードディスクはノートパソコン用の2.5インチサイズが主だったが、最近になって1.8インチサイズも使用され始めている。DVD-ROMをはるかに上回る記憶容量を持つモデルが続々とデビューし、DVD-ROMをしのぐ高速アクセスも大きな魅力だ。さらに書き込みが可能という性質を活かして、音楽CDをMP3などのフォーマットで圧縮記録するHDDオーディオ機能なども備える。一方で、データ更新はHDD部分を取り外したりする必要があるなど、HDDナビ特有の課題も残っている。
  DVDナビは8.5GBという容量だが、 カーナビとしては必要にして十分な機能を持っている。地図データの更新もディスクを交換するだけで済むというメリットがあり、取り扱いではかなりラクという印象はある。しかし、HDDに比べるとアクセス速度は遅く感じられるし、最近流行の多彩な地図表現を行なうほどのデータを収録することはできない。
  カーナビに多彩なエンタテイメント性や少しでもハイスペックな部分を求めるならHDDナビ。目的地までを確実に案内するというカーナビ本来の実用性があれば十分という人には、価格がこなれたDVDナビがオススメとなる。

HDDナビ DVDナビ
2DINタイプインダッシュタイプ写真 ほとんどのHDDナビでは再生中のCDをそのまま録音できる。その数は1000曲〜3000曲と膨大で、CDDBを使った楽曲管理も一般的になっている。 2DINタイプインダッシュタイプ写真 DVDナビは最新版DVD-ROMに差し替えるだけで地図データ更新が終了してしまうのが大きなメリット。その費用が比較的少なくて済むのもいい。

ページトップへ

ハイエンドモデルとスタンダードモデル、どっちがいいの?

地図の表現力や測位精度、多彩なAV機能。ハイエンドならすべてが揃う。

「目的地までのルート案内を行なう」というベーシックな機能だけを考えるなら、DVDナビ以上であればとくに問題はない。ではナニが違うのか? ハイエンドモデルのウリは、まず地図の多彩な表現力や測位精度の高さ。さらにAV機能でもDVDビデオ再生だけでなく、5.1chサラウンド再生やHDDオーディオといった高いエンタテインメント性を備えているのが一般的だ。
  仮に使用するエリアが都市部なら、地図の表現力や測位精度は重要な機能となるが、地方で使うことが多いならこれらの機能はあまり出番がない。ただ、AV面での多彩さを重視するのであれば、ハイエンドモデルは大いに魅力的だ。
  カーナビとして重要なのは、目的地が簡単に探せるか、あるいはルート案内がどこまで的確に行なわれるか、といった基本機能である。これらは個々のモデルによってまちまちなので、一概にハイエンドモデルだから高性能とは言い切れない。この辺りの判断は当サイトや専門誌、あるいは経験豊富なショップに聞くのが正解だろう。

スタンダード機(AVN6605HD) ハイエンド機(AVN8805HD)
高い地図表現力とAV機能を備えるハイエンド機 ルート案内でとくに凝ったことは行なわないまでも、目的地までをシンプルに案内。AV能力や都市部での測位精度では今一歩及ばない。 目的地までをシンプルに案内するスタンダード機 分岐点を3D地図で案内したり、道路の高低差までも自動認識する3Dジャイロを搭載。AV機能では5.1chサラウンド再生機能も備える。

ページトップへ

いつ、どこで買うのがカシコイの?

新製品が一斉に出る7月、10月が勝負!

 カーナビのニューモデルの登場は、例年7月前後と10月前後に集中する。この時期を中心に購入を考えるのがカシコイ。まず、最新モデルを手に入れたいのであれば、この時期を待って購入するのがいいし、旧モデルを安く手に入れたい場合でも、この時期を念頭に置きながら在庫処分品を狙うのが得策だ。
  また、お得に買いたいと思うなら購入するショップの決算期を狙うのも1つの方法で、それは3月/9月/12月のいずれか。この時期は各ショップとも決算に影響が出るので、何とか売上げを伸ばそうと必死になっている。場合によっては薄利でも売りたい!というケースも考えられるので、買うならこの時期を狙うのがオススメだ。ただし、3月は新製品が出てからしばらく経っているので、最新モデルを買いたいという人にはあまり向かない。
  購入するショップは、親身に相談に乗ってくれるところがベスト。カーナビは高額商品だけに、慎重に選びたいもの。どんな使い方をするのか? 予算はどのぐらいか?など、買う側の立場で相談に乗ってくれるショップを探そう。取り付けについては技術的に大きな差はないものの、コンソールを加工して取り付けるような時は、量販店よりも経験のあるプロショップがオススメとなる。

大型クルマ用品店
大型クルマ用品店なら、様々なメーカーのモデルを比較できる。ボーナス期には目玉商品が出ることもあるので、折り込みチラシなどもチェックしよう。

ページトップへ

ビーコンユニットは付けなきゃダメ?

より正確なルート案内のための必需品。

 今や搭載台数が累計で1300万台を超えたと言われるVICSだけど、その大半はFM多重によるもの。確かにこれでもVICS情報の受信は可能だし、地図上に交通状況の表示は行なえる。しかし、この情報はあくまで交通状況を案内しただけのもの。VICSの本当の能力はビーコンユニットを利用したときに初めて発揮される。
  一般道では車線ごとに光ビーコンが設置されていて、ビーコンユニット搭載車がこの下を通過すると、そこから20〜30km程度先までの交通状況が表示され、同時にそこまでの旅行時間情報が取得できるようになっている。ルート案内中であれば、この情報をもとに渋滞を避けた効率の良いルートを探索し直してくれるのだ。さらに情報受信と共に自車の情報もセンターに送られて、それが旅行時間情報を計算する基礎情報ともなっている。
  また、高速道路ではルート回避こそ行なわないが、200km程度先までの交通状況と旅行時間情報を表示。目的地までの道路の様子が一目で把握できるようになっているのだ。最近は渋滞予測機能を備えるナビが増えてきたが、交通状況の変化にリアルタイムで対応するのであれば、このビーコンユニットの装着が必須となる。より高精度なルート案内には欠かせないユニットなのだ。

各車線に1つずつある、下を向いた黒い物体が一般道の光ビーコン。高速道路には電波ビーコンが設置されている。

ハイエンドモデルでもオプション設定となることが多いビーコンユニット。2万円前後するが、あるとないとでは大違い。

ページトップへ

オプションで付けるならドレ?

ETC リアビューカメラ
リアビューカメラ写真 リアビューカメラ写真

セキュリティ上からセパレート型が人気。

一度使ったら手放せなくなる便利さ。

   
 高速道路の料金所をノンストップで通過できるETC。割引プランが数多く登場したことで、 ETC車載器の搭載車は急速に増えてきている。
  ETCにはアンテナ一体型のものと、アンテナと本体を分離したセパレート型の2種類がある。一体型は取り付けも簡単で価格も安いというメリットがある反面、カードを差し込む本体が外からも見えてしまうということでセキュリティ上の不安もある。
  一方、セパレート型は本体が外から見えないところに設置できるが、本体価格や工賃も割高となる。
  市場での人気はセキュリティ上の不安からセパレート型を選ぶ人が多いようだ。ETCカードはETC車載器とは別に申し込む必要があるので注意しよう。ETCに関する最新情報は「ETC総合情報ポータルサイト」(http://www.go-etc.jp/)で確認しよう。
 バックする際に後方をカーナビのモニター上に表示するのがこのユニット。運転席にいながら、後方が確認できるのが最大のメリットだ。とくにミニバンやSUVなどは後方の死角が大幅に減るので、一度使い始めると止められなくなる。ほとんどが専用品として販売されているので、できるならカーナビとセットで購入するのがオススメ。
  ただ、基本的にはビデオ端子にカメラを接続するだけでOKなものも多く、その場合は社外品であっても問題はない。カメラの大きさは取り付け時の見栄えも関係してくるので、できるだけ小さい方がいい。自動車メーカーの純正品ではハンドルの操舵角に合わせたバックガイド機能を備えるものもあるが、市販ナビ用では残念ながら登場していない。

iPodコントロールユニット 地上デジタルTVチューナー
iPodコントロールユニット 地上デジタルTVチューナー

iPodが巨大なCDチェンジャーに早変わり。

走行中でもピタッと安定する映像に感動!

   
 全世界で圧倒的な人気を誇るデジタルオーディオプレーヤー、iPod。カーナビ側からこのプレーヤーをコントロールできるインターフェイスが相次いで登場している。プレイリストをはじめとするiPodの操作系をそのまま踏襲するものがほとんどで、これでiPodが“巨大なCDチェンジャー”のように利用できる。
  そのインターフェイスの価格も1万円強とリーズナブル。iPod本体への充電機能も備えられているので、クルマの中で使った後で外へ持ち出しても安心だ。一部にかな漢字表示に対応していないモデルもあるが、その場合は英数字に変換して記録しておくと都合がいい。

【iPodコントロール用ユニット・接続ケーブル
パイオニア CD-IB10II 10,500円
クラリオン EA-1250A 2,600円
クラリオン CCA675 7,350円
アルパイン KCA-420i 10,500円
ケンウッド KNA-i77 10,500円
ケンウッド KNA-i770 10,500円
パナソニック CA-DC300D 5,250円
トヨタ iPod接続用ケーブル 12,600円
日産 iPodアダプター 17,535円〜
日産 iPodアダプター 17,000円
※6月現在・価格は税込価格です
クラリオンEA-1280A(iPodビデオ対応)は7月発売予定
 2011年にアナログによるTV放送が終了するということで、急速に注目され始めている地上デジタル放送。従来のTVチューナーではこの放送を受信することはできず、専用のTVチューナーが必要となる。地上デジタル放送なら、アナログ放送のような画面の揺れや二重写りは一切なくなり、DVDビデオを見ているかのような安定した映像が受信可能になる。
  また、リアルタイムの情報を配信するデータ放送の受信も行なえる。受信方式は基本的に同じだが、組み合わせるアンテナはポール式かフィルム式の二通りがある。見栄えではフィルム式がいいが、安定した受信を行なうにはポール式が有利のようだ。

【地上デジタルTVチューナー】
パイオニア GEX-P9DTV 105,000円
富士通テン DTV105 126,000円
三菱電機 TU-100D 105,000円
クラリオン DTX760 105,000円(7月中旬発売予定)
アルパイン TUE-T300 73,290円
パナソニック TU-DTV100 84,000円
サンヨー NVP-DTA10 91,350円
トヨタ TDT-H56 115,500円
ギャザズ 地上デジタルチューナー 84,000円
日産 フィルムアンテナ同梱 116,445円〜
日産 ルーフアンテナ同梱 105,945円〜
日産 地上デジタルテレビ放送用チューナー 116,000円(7月発売予定)
※6月現在・価格は税込価格です

リアモニター  
リアモニター

リアシートの子供がおとなしくなる秘密兵器。

 
 後席でDVDビデオやTV番組を見るのに欠かせないのが、このリアモニター。ほとんどがモニター専用となっており、TVチューナーは内蔵していない。最近はフロントでカーナビ機能を表示する一方で、リアモニター用にビデオ出力ができる機能を備えるカーナビが増えており、この機能があるとリアモニターの使い道は格段に高まる。
  画面サイズは7型ワイドが一般的となっており、価格もかなりリーズナブルになってきた。ひと回り大きい8型や、9型、11型といったサイズも登場しているが、画面が大きくなれば視距離も重要となってくるので、取り付けるクルマの室内空間を考慮して選びたい。

ページトップへ

car-navi New Model 2007全国プロショップガイド

マガジン

カーナビ&カーオーディオ徹底ガイド vol.27
カーナビ&カーオーディオ
徹底ガイド vol.27

好評発売中!

このサイトの主なコンテンツ

  • カーナビ&カーオーディオ徹底ガイド最新号のココが読み所!!
  • あなたの疑問に答えます!カーナビQ&A
  • 購入前にもう一度おさらいカーナビ選びの基礎知識
  • 知ってるようで、よく知らないカーナビの謎
  • 機能にこだわる人のための最新ナビ機能解説
  • カーナビ名人になるためのカーナビ使いこなし術
  • 車内に地デジがやってくる!地上デジタル放送のススメ
  • 付けてる人だけ得をするETC120%活用術
  • 通信ナビがカーライフを変える! カーテレマティクス完全攻略
  • お気に入りの曲をクルマでもiPodの鳴らし方
  • クルマでぶらり海岸線の旅にっぽん漁港紀行

その他のコンテンツ

  • モーターマガジン メディアログ