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2010.11.15更新

購入前にもう一度おさらい カーナビ選びの基礎知識

ウチのクルマに合うのはどのタイプ?

空きスペースは1DINか、2DINか? モニターの取り付け位置も問題だ。

カーナビを選ぶ時に、まず最初に判断しなければいけないのはそのスタイルだ。クルマのインパネはそれぞれ形状が違う。できるだけ多くのクルマに装着できるように、現在、カーナビは「2DINタイプ」「インダッシュタイプ」「オンダッシュタイプ」「ポータブルタイプ」などが用意されている。この中から自分のクルマに合ったものを選ぶのだ。
現在、最も人気を集めているのが「2DINタイプ」。AV機能までも一体化しているので、カーAVのセンターユニットとして利用することもできる。「インダッシュタイプ」というのは、1DINスペース内にモニターが収納できるもの。カーオーディオで1DIN分ふさがっていても、このタイプなら追加して装着できる。「オンダッシュタイプ」は、クルマのオーディオスペースとは別に装着するタイプ。取り付けの自由度は高いが、前方視界やエアバッグ展開時に影響がない位置に取り付けることが必要になる。「ポータブルタイプ」はすべての機能をオールインワンとしている。取り付け時にはオンダッシュタイプと同様の配慮が必要だが、クルマからクルマへ簡単に載せ替えられるのがメリットだ。
取り付けるクルマの状況や、カーナビの使い方を判断しながら、この中から最適なタイプを選択しよう。

2DINタイプ インダッシュタイプ
2DINタイプ写真 インダッシュタイプ写真
タテ10cm×ヨコ18cmのスペースにAV機能までも収めるオールインワン型。自動車メーカー系のナビには、これより少し大きめのワイド2DINサイズも存在する。 1DINスペースしか空いていない輸入車にも最適。モニター部分は使用時のみポップアップする。1DIN+1DINのサイバーナビAVIC-VH9990も同様の使い方が可能。
オンダッシュタイプ ポータブルタイプ
オンダッシュタイプ写真 ポータブルタイプ写真
モニターはダッシュボード上に、別体となるカーナビ本体は助手席下などに置くタイプ。取り付けの自由度は高いが、視界やエアバッグへの影響にも考慮する必要がある。 地図データをメモリーに収録したPND。吸盤タイプが増えているので、違うクルマに乗せ換えるのもカンタンだ。家に持ち帰ってパーソナルTVとしても利用できる。

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HDDとメモリー、どっちがいいの?

最新機能のHDDナビ、お手頃価格で必要十分な性能を持つメモリー2DIN。

2DINのフルナビもポータブルナビも、地図データを格納するメディアはCD→DVD→HDDと進化してきた。そして今、急速に勢力を拡大しているのがフラッシュメモリーだ。
フラッシュメモリーは、DVDやHDDのような駆動部がないため、車載機器特有の振動対策が要らない。データの読み出しも速いので、操作性も快適だ。メモリータイプのポータブルナビ(PND)が登場したばかりの頃は、容量当たりの価格が高かったので、必要最小限の容量しか搭載できなかった。簡易型のナビという位置付けだったのだが、メモリーの価格が下落するにつれ2GB→4GB→8GBと容量を拡大。2010年モデルでは16GBも登場している。PNDだけでなく、2DINタイプにもメモリーが搭載されるようになってきた。
DVDナビのデータ容量が8.5GBだから、8GBあれば、カーナビとしては必要にして十分。目的地検索でも、不自由を感じることはない。パイオニアの楽ナビLiteは、データを圧縮することで、8GBメモリーにHDDナビと同等の情報量を詰め込んでいる。
当初は簡易型ナビ、DVDナビの後継機として登場したメモリー2DINだが、HDDナビに匹敵する高機能タイプも出現しているのだ。

では、HDDナビは過去のものになったのか?というとそんなことはない。HDDナビの魅力はなんと言っても、記憶容量だ。メモリー2DINは最大でも16GBだが、HDDナビは低価格モデルでも40GB、サイバーナビは80GBを搭載している。3Dポリゴンで街並みを再現する地図データや、イラスト案内画面も豊富に収録できるし、お気に入りの音楽ファイルや動画ファイルを保存しておく領域もふんだんにある。モニターは高画質なWVGA、タイムアライメントといった高度な音質調整機能も搭載しており、AVセンターとしての機能も果たす。
今後、メモリー2DINの大容量化がさらに進めば、HDDナビが駆逐される可能性はあるが、現時点では、カーナビに多彩なエンタテイメント性を求めるならHDDナビがオススメ。目的地までを確実に案内するというカーナビ本来の実用性があれば十分という人には、メモリー2DINということになる。
HDDナビ メモリー2DIN

ソリッドシティガイドモード

AVN Lite
周囲の建物の形状まで再現するサイバーナビのソリッドシティガイドモード。多彩な地図表現を収録できるのも、大容量HDDのおかげ。   8GBメモリーを搭載するAVN Lite。音楽CDを録音することはできないが、iPodを接続すれば大量の音楽を車内に持ち込むことができる。

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ハイエンドモデルとスタンダードモデル、どっちがいいの?

地図の表現力や測位精度、多彩なAV機能。ハイエンドならすべてが揃う。

「目的地を検索してルートを案内する」というベーシックな機能だけを考えるなら、4〜8GBのPNDでも問題はない。ハイエンドモデルとスタンダードモデルでは、ナニが違うのか? 
ハイエンドモデルのウリは、まず地図の多彩な表現力や測位精度の高さ。さらにAV機能でもDVDビデオ再生だけでなく、5.1chサラウンド再生やHDDオーディオといった高いエンタテインメント性を備えている。地デジはもちろん、4チューナー×4アンテナのフルセグチューナーを装備する。
都市部に住むユーザーなら、地図の表現力や測位精度も重要だ。道路の傾斜データを収録し、3Dジャイロセンサーを搭載しているハイエンドモデルなら、この点でも安心だ。

ただし、目的地を簡単に探せるか、あるいはルート案内がどこまで的確に行なわれるか、といった基本機能は、個々のモデルによってまちまち。一概にハイエンドモデルだから高性能とは言い切れない。この辺りの判断は当サイトや専門誌、あるいは経験豊富なショップに聞くのが正解だろう。

 

ハイエンドモデル スタンダードモデル
サイバーナビ 楽ナビAVIC-HRZ880
カーナビの最高峰、サイバーナビ。自車位置精度、渋滞対応力、ルート品質、案内の的確さ、AV機能、どれをとっても業界最高レベル。   楽ナビAVIC-HRZ880はワンセグチューナーを搭載。スマートループ渋滞情報にも対応するなど、スタンダードモデルながら基本性能は高い。

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いつ、どこで買うのがカシコイの?

新製品が一斉に出る7月、10月が勝負!

カーナビのニューモデルの登場は、例年7月前後と10月前後に集中する。この時期を中心に購入を考えるのがカシコイ。まず、最新モデルを手に入れたいのであれば、この時期を待って購入するのがいいし、旧モデルを安く手に入れたい場合でも、この時期を念頭に置きながら在庫処分品を狙うのが得策だ。
また、お得に買いたいと思うなら、購入するショップの決算期を狙うのも1つの方法で、それは3月/9月/12月のいずれか。この時期は各ショップとも決算に影響が出るので、何とか売上げを伸ばそうと必死になっている。場合によっては薄利でも売りたい!というケースも考えられるので、買うならこの時期を狙うのがオススメだ。ただし、3月は新製品が出てからしばらく経っているので、最新モデルを買いたいという人にはあまり向かない。
購入するショップは、親身に相談に乗ってくれるところがベスト。カーナビは高額商品だけに、慎重に選びたいもの。どんな使い方をするのか? 予算はどのぐらいか?など、買う側の立場で相談に乗ってくれるショップを探そう。取り付けについては技術的に大きな差はないものの、コンソールを加工して取り付けるような時は、量販店よりも経験のあるプロショップがオススメとなる。

大型クルマ用品店
大型クルマ用品店なら、様々なメーカーのモデルを比較できる。ボーナス期には目玉商品が出ることもあるので、折り込みチラシなどもチェックしよう。

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ビーコンユニットは付けなきゃダメ?

より正確なルート案内のための必需品。

今や搭載台数が累計で2800万台を超えたと言われるVICSだけど、その大半はFM多重によるもの。確かにこれでもVICS情報の受信は可能だし、地図上に交通状況の表示は行なえる。しかし、この情報はあくまで交通状況を案内しただけのもの。VICSの本当の能力はビーコンユニットを利用したときに初めて発揮される。
一般道では車線ごとに光ビーコンが設置されていて、ビーコンユニット搭載車がこの下を通過すると、そこから20〜30km程度先までの交通状況が表示され、同時にそこまでの旅行時間情報が取得できるようになっている。ルート案内中であれば、この情報をもとに渋滞を避けた効率の良いルートを探索し直してくれるのだ。さらに情報受信と共に自車の情報もセンターに送られて、それが旅行時間情報を計算する基礎情報ともなっている。
また、高速道路ではルート回避こそ行なわないが、200km程度先までの交通状況と旅行時間情報を表示。目的地までの道路の様子が一目で把握できるようになっているのだ。最近は渋滞予測機能を備えるナビが増えてきたが、交通状況の変化にリアルタイムで対応するのであれば、このビーコンユニットの装着が必須となる。より高精度なルート案内には欠かせないユニットなのだ。

各車線に1つずつある、下を向いた黒い物体が一般道の光ビーコン。高速道路には電波ビーコンが設置されている。

ハイエンドモデルでもオプション設定となることが多いビーコンユニット。2万円前後するが、あるとないとでは大違い。

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オプションで付けるならドレ?

ETC リアビューカメラ

セキュリティ上からセパレート型が人気。

高速道路の料金所をノンストップで通過できるETC。休日の1000円割引や、一部区間での無料化社会実験など、「付けなきゃ損」な状況に後押しされ、セットアップ累計件数は4000万件を突破(2010年9月末)。高速道路を走るクルマの約8割がETC車載器の搭載している。
ETCにはアンテナ一体型のものと、アンテナと本体を分離したセパレート型の2種類がある。一体型は取り付けも簡単で価格も安いというメリットがある反面、カードを差し込む本体が外からも見えてしまうということでセキュリティ上の不安もある。
一方、セパレート型は本体が外から見えないところに設置できるが、本体価格や工賃も割高となる。市場での人気はセキュリティ上の不安からセパレート型を選ぶ人が多いようだ。
ETCに関する最新情報は「ETC総合情報ポータルサイト」(http://www.go-etc.jp/)で確認できる。

一度使ったら手放せなくなる便利さ。

バックする、際に後方の様子をカーナビのモニター上に表示するリアビューカメラ。運転席にいながら、後方が確認できるのが最大のメリットだ。とくにミニバンやSUVなどは後方の死角が大幅に減るので、一度使い始めると止められなくなる。
ほとんどが専用品として販売されているので、カーナビとセットで購入するのがオススメ。後からカメラだけ付けたい場合は、カーナビのビデオ入力端子にカメラを接続するタイプのものを選べばいい。
また、助手席側の死角を減らすサイドビューカメラを接続できるカーナビも登場。幅寄せする時など便利だ。

iPod接続ケーブル 地上デジタルTVチューナー
iPodケーブル 地上デジタルTVチューナー

iPodが巨大なCDチェンジャーに早変わり。

iPod/iPhoneの接続も当たり前の機能になってきた。オプションの専用接続ケーブルを使うのが一般的だったのだが、最新モデルではUSBケーブルを標準装備していて、iPod付属のケーブルを挿せば接続できるナビも登場。また、カーナビのタッチパネルでiPodをコントロールするだけでなく、iPod側の操作で選曲ができるナビも出てきた。iPodの操作に慣れているユーザーなら、手元で操作できた方が使いやすいかもしれない。アルバムアートワークを表示したり、ビデオの再生にも対応したり、iPodの便利さを車内でも100%堪能できる。
専用接続ケーブルは、安いもので数千円、高いもので1万5000円程度。機種によって開きがあるので、ナビを選ぶ際に、iPodユーザーは要確認だ。iPod本体への充電機能もあるので、クルマの中で使った後で外へ持ち出しても安心だ。

走行中でもピタッと安定する映像に感動!

2011年7月24日、アナログTV放送が終了し、デジタル放送へ完全移行する。家庭用のTVと一緒で、従来のアナログチューナーではTVを見ることができなくなる。
カーナビを最新モデルに買い換えれば問題は簡単に解決するが、予算的に厳しいという人は、後付けの地デジチューナーを付けることになる。
車載地デジチューナには大きく分けて、4チューナー×4アンテナ、2チューナー×2アンテナ、ワンセグチューナーの3種類がある。4チューナー×4アンテナは最も高機能。4つのアンテナでキャッチしたデータを組み合わせて画面に映し出すので、より広いエリアで安定した受信ができる。2チューナー×2アンテナはリーズナブルな価格で12セグを楽しめる普及タイプ。ワンセグ専用チューナーは低価格が魅力。とにかくTVが見られればいい、という人はこれで十分。アナログ放送のような画面の揺れや二重写りは一切なくなるので、満足度も高いはずだ。
ただし、チューナーからの映像と音声は、カーナビ側のビデオ入力端子で受け取るので、12セグの高精細な映像を100%楽しむことはできない。また、チャンネル切り替えもタッチパネルではなく、リモコンでチューナーを操作することになる。

リアモニター  
リアモニター

リアシートの子供がおとなしくなる秘密兵器。

後席でDVDビデオやTV番組を見るのに欠かせないのが、リアモニター。ほとんどがモニター専用となっており、TVチューナーは内蔵していない。フロントでカーナビ機能を表示する一方で、リアモニター用にビデオ出力ができるカーナビが増えており、この機能があるとリアモニターの使い道は格段に高まる。
画面サイズは7型から11型までいろいろ。画面が大きくなれば視距離も重要となってくるので、取り付けるクルマの室内空間を考慮して選びたい。
ミニバンユーザーに人気なのが、天井吊り下げ式のリアモニター。使わないときは収納できるのもいい。小さなお子さんがいるファミリーには必須のオプションといえる。

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