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カーAV評論家・会田肇氏が最新のカーナビをムービーで徹底解説。
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> フェラーリ612スカリエッティ・エンハンストのオーディオを速攻試聴!
BOSEが手がけたフェラーリのオーディオシステム。
昔のアナログラジオのようなノブを回したり、プッシュするだけ。タッチパネル方式とは違い、画面をチラッと見ながら操作できる
目的地履歴から行き先を選ぶ、リストから聴きたい曲を選ぶなど、タッチパネルなら走行中は操作できないコマンドも、無理なく安全に行なえる。
ザナヴィ製カーナビの機能も、「BOSEメディアシステム」ならではのインターフェイスですべてコントロールできる。
ナビのユニットは、日本仕様のみトランクルーム内にセットアップされる。ちなみにヨーロッパや北米では、HDDナビが使える
07年末より日本で納車が開始された「フェラーリ612スカリエッティ・エンハンスト」。この憧れのクルマをアメリカ・アリゾナ州で試乗する機会を得た。最大の目的は、同車に搭載された『BOSEメディアシステム』の試聴である。BOSEが初めてシステム全体を設計開発したもので、オーディオ系だけでなくAVやナビに至るまでのすべてを統括。CDやDVDビデオをはじめとする多彩なソースを再生できる上、カーナビやiPod、Bluetoothによるハンズフリー通話などなど、実に多くの機能を備えている。ここまで多機能化を進めると、通常ならインターフェイスが複雑になってしまうもの。けれども、BOSEはこれを良しとしなかったのだ。
回して押すだけ。走行中でも簡単かつ安全に操作できる。
コントロールを司るのは、2つのダイヤルとその狭間にある数個のフラットスイッチだけ。これで様々なAVソースやカーナビなど、すべてのコントロールを行なうのだ。日本ではタッチパネルを採用するケースが多いが、実は走行中に前方に十分に注意を払いながら、狙ったキーにタッチするのは意外と難しい。これが走行中にタッチパネル操作を制限している根拠ともなっているほどだ。タッチパネルを積極的に採用するトヨタ車にしても、ファンクション切り替えや目的地設定など、主要操作はハードキーに割り振られている。
対して、BOSEメディアシステムのようにダイヤルで操作する「回す」「押す」の作業なら、たとえ走行中であっても、目的地履歴や周辺検索などの一覧から行きたいところが簡単に選択できるのだ。しかも、対象物の位置や範囲を検出するプロキシミティセンサーにより、右側のダイヤル付近に手をかざすだけで再生中の内容がディスプレイに表示される。楽曲やジャンルを変えたいときは、そのままダイヤルを操作すればいい。操作の流れが実によく考えられているのだ。
官能的エンジン音に負けない、高品質サウンドを味わえる。
612スカリエッティには欧州や北米の地図を収録したHDDナビが標準装備されるが、日本仕様だけはこれにザナヴィ製DVDナビが追加される。これは日本のユーザーが海外のユーザーよりもカーナビに対する要求が高いことに対応するため。しかも、同じインターフェイスで操作できるように、このザナヴィ製DVDナビもシステムに組み込まれているのだ。
「日本以外がHDDで、なぜ日本仕様はDVDなのか?」という疑問も湧くが、ザナヴィ製DVDナビはDVDナビの中でもスムーズな動作を行なうことで知られる。しかもこのナビは日産純正としても採用されており、信頼性は十分に高い。市街地図表示や交差点拡大図など、日本のカーナビ特有の機能についてもこのザナヴィ製なら十分な能力が発揮できると判断されたのだ。
組み合わされるスピーカーは全11個。前後に2つのベースユニットを備え、ボリュームを上げてもストレスを感じさせない、圧倒的なワイドレンジを実現している。低音はやや強めに出る感じだが、これはフェラーリのエンジンサウンドに合わせてチューニングされたものなのだそうだ。ライブ音源で試してみると、5.1chサラウンド機能が臨場感豊かな広がり感を表現する。
アクセルを踏み込めばフェラーリならではのエンジン音が楽しめ、クルージング時には圧倒的な高品質サウンドが楽しめる。サウンドにこだわり尽くしたプレミアムカーと言えるだろう。
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